ハウスメーカーは何社比較する?3回家を建てた私が5社をおすすめする理由と比較ポイント5選

これから家を建てようと考えたとき、ハウスメーカーは何社くらい見て回ればいいのか迷うと思います。「1〜2社見たけれど、このまま決めていいのかな」「何社も回るのは大変そう」と感じている方も多いのではないでしょうか。

住宅会社がまだ決まっていないなら、私は5社くらい比較してみることをおすすめします。ただ、これは「5社すべてと何度も打ち合わせをする」「5社すべての住宅展示場へ行く」という意味ではありません。

まずは5社程度の資料を集めて比較し、その中から気になる会社を2〜3社に絞って実際の相談や住宅展示場へ進む、という考え方です。この記事では、なぜ5社程度の比較をおすすめするのか、どんなポイントを見比べればいいのかを順番に説明します。

ハウスメーカーは何社くらい比較すればいい?

結論から言うと、最初は5社程度の住宅会社を比較対象にするのがいいと思います。最初から1社に絞り込んでしまうと他の選択肢が見えなくなりますし、逆に10社も20社も手当たり次第に見ようとすると疲れてしまいます。

まずは5社ほどの情報を集めて、自分たちの希望に合いそうな会社を絞り込んでいくのがおすすめです。そこから本当に話を聞いてみたい2〜3社程度に絞り、具体的な相談や概算見積もりに進む流れが効率的です。

最初に5社程度を比較する。でも、実際に話を聞いたり見積もりを取ったりする会社は2〜3社に絞る。私はこのくらいが進めやすいと思います。

5社程度のハウスメーカーから2〜3社に候補を絞る流れ

実際には何社くらい比較している人が多い?

では、実際に家を建てた人たちは何社くらい比較しているのでしょうか。

147人を対象にした2026年の調査では、比較した住宅会社が「1社」だった人が59.2%と最も多く、「3社」が16.3%、「2社」が12.9%という結果でした。

意外に感じるかもしれませんが、実際には何社も比較せずに住宅会社を決めている人も少なくありません。ただ、最初から建てたい会社が決まっていた人と、まだ住宅会社が決まっていない人では事情が違います。

私は、これから住宅会社を探す段階なら、最初は5社くらいを候補にして比べてみるのがいいと思っています。

なぜ複数のハウスメーカーを比較した方がいい?

そもそも、なぜ複数の会社を比較した方がいいのでしょうか。それは、会社によって特徴がまったく違うからです。

価格や住宅性能はもちろん、標準仕様、選べる設備、間取りの提案力、デザイン、保証やアフターサービス、営業担当者の対応など、何社か比べることで初めて違いが見えてきます。単なる価格の比較だけではありません。

いろいろな会社の特徴を見比べるうちに、「自分たちはデザインよりも性能を重視したいんだな」「この設備は絶対に入れたいな」というように、自分たちが家に何を求めているのかがはっきりしてくるのも大きなメリットです。

複数社を比較するのは、一番安い会社を探すためだけではありません。自分たちが家に何を求めているのかを知るためでもあります。

比較する会社が少なすぎるとどうなる?

もし最初から1社だけで決めたり、最初に見学した1〜2社だけで判断したりすると、提示された価格が高いのか安いのか、その仕様が一般的なのかどうかが判断しにくくなります。

また、その会社で「それはできません」と言われたことを、「どこの会社でもできないんだ」と思ってしまう可能性もあります。

ほかの住宅会社ならもっと自分たちに合う提案があったかもしれないのに、それに気づかないまま進んでしまうのはもったいないと思います。

もちろん、最初から建てたい住宅会社がはっきり決まっている人まで、無理に5社を比較する必要はありません。ここで5社程度をおすすめしているのは、まだ住宅会社が決まっていない人です。

私は5社くらい比較するのがいいと思います

私自身も、3軒目の家を建てるときにはいくつかの会社を比較しました。具体的には、一条工務店、積水ハウス、ダイワハウスの建売、桧家住宅などを見ています。

一条工務店は住宅性能に魅力を感じましたし、積水ハウスはデザインに惹かれました。ダイワハウスの建売は価格面での比較材料になり、最終的に選んだ桧家住宅には性能と価格のバランス、全館空調のZ空調など、それぞれ違う魅力がありました。

何社か比較するとそれぞれの会社の違いが見えてきますし、同時に自分が家に何を求めているのかも分かってきます。

kiyo

5社全部と何度も打ち合わせをする必要はありません。まず資料を見て、気になる会社を絞ればいいと思います。

5社を比較するときに見るポイント5選

では、ピックアップした5社をどんな基準で比較すればいいのでしょうか。ここからは、私が大切だと思う比較ポイントを5つ紹介します。

その前に意識したいのが、できるだけ同じ条件で比べることです。

希望する延床面積、間取り、必要な設備、予算、住宅性能についての希望など、できるだけ同じ条件を各社に伝えてください。条件がバラバラだと、価格を比べても違いが分かりにくくなってしまいます。

① 予算内でどんな家が建つか

単なる総額だけでなく、その金額でどんな仕様の家が建つのかを見ます。A社ではオプション扱いになるものが、B社では標準仕様に含まれていることもあります。

同じ2500万円でも、含まれている工事や設備、仕様が違えば単純な金額だけでは比較できません。「いくらだったか」だけではなく、「その金額で何が含まれているのか」まで確認したいところです。

② 住宅性能

断熱性や気密性、耐震性など、自分たちが希望する性能をクリアしているかを確認します。性能に対する考え方や得意な工法は、会社によって違います。

すべての数値で一番高い会社を探すというより、自分たちがどの性能を重視するのかを決めて比べた方が分かりやすいと思います。

③ 間取り・デザイン・設備

自分たちの理想とする暮らしができる間取りか、好みの外観や内装デザインが得意な会社かを見ます。

水回りなどの設備も、会社によって標準で選べるメーカーや仕様が異なります。カタログを見るときにも、このあたりは比較しやすいところです。

④ 施工実績・保証・アフターサービス

家は建てて終わりではありません。その地域での施工実績や、引き渡し後の保証期間、定期点検などのアフターサービスがどうなっているかも確認します。

私は1軒目でシロアリ被害を経験してから、家そのものの性能だけではなく、何か起きたときに住宅会社がきちんと向き合ってくれるかも気にするようになりました。

⑤ 営業担当者・提案内容

家づくりは担当者との相性も無視できません。こちらの要望をきちんと汲み取って提案してくれるか、質問に誠実に答えてくれるかなど、安心して話を進められるかを見ます。

価格や性能は比較表にできますが、担当者とのやり取りは数字では表せません。私はこういうところも住宅会社を選ぶ判断材料にします。

候補を絞った後、いつ見積もりを取ればいいのかについては、【ハウスメーカーの見積もりを取るタイミングと比較の仕方】で詳しく書いています。

何社か比較したものの「それでも決められない」という場合は、【何社か比較したけれどハウスメーカーが決められない】も参考にしてみてください。

最初から5社の住宅展示場を回らなくてもいい

候補を5社ほど見つけたからといって、いきなりすべての住宅展示場へ行く必要はないと思います。

私はこれまでに住宅展示場へ10回以上行っています。1回行くと最低でも半日程度はかかりますし、複数のモデルハウスを見ると一日がかりになることもありました。休日を使って何社も回り、帰宅するとかなり疲れてしまった経験があります。

kiyo

住宅展示場を何社も回ると本当に疲れます。今の私なら、先に自宅で候補を絞ります。

住宅展示場でゼロから住宅会社を探すより、自宅で候補を絞ってから気になる会社を見に行く方が効率がいいと私は考えています。

5社を比較するからといって、5社すべての住宅展示場を回る必要はありません。

複数のハウスメーカーを回り少し疲れた住宅展示場の夫婦

まず気になる住宅会社の資料を集めてみる

これから住宅会社を探す方は、まず気になる住宅会社を5社程度探して資料を集めてみてください。自宅でじっくり比較して気になる2〜3社程度に絞り、そこから住宅展示場や実際の相談へ進むという流れです。

2026年8月に、家づくりNOTEを作るにあたって「タウンライフ家づくり」を実際に試してみました。土地60坪(南道路)、建物予算2000万円、3LDKという条件で、富士住建、一条工務店、住友林業、タマホームなど計7社へ依頼しました。

結果として、具体的な間取りプランや見積もりが届いた会社は1社もありませんでしたが、総合カタログや商品別カタログなどの資料は多く届きました。今回は検証目的だったので、数社から来た追加質問のメールには返信していません。

また、「仕事が忙しいのでメールで連絡してほしい」という趣旨の希望を書いておいたところ、今回電話は1本もありませんでした。資料が出揃うまでは、おおむね3週間くらいだったと記憶しています。

具体的な間取りや見積もりが何もしなくても届く、という結果ではありませんでした。それでも、自宅でいろいろな住宅会社の資料を見ながら候補を探す方法としては使えると感じました。

実際に試したときの結果は、こちらの記事に詳しくまとめています。

タウンライフ家づくりを実際に使ってみた|3回家を建てた私が「資料請求→住宅展示場」の順番をすすめる理由 - 家づくりNOTE
自宅でハウスメーカーの資料を比較して候補を絞る夫婦

まだ1〜2社程度しか調べておらず、もう少し住宅会社を比較してみたいという方は、いきなり住宅展示場を何社も回る前に、まずは資料を取り寄せて家で比較してみてください。

まとめ|最初は5社くらいから比べてみる

ハウスメーカーを何社比較すればいいのか、絶対的な正解があるわけではありません。最初から建てたい会社が決まっている人なら、無理に5社を比較する必要もないでしょう。

ただ、まだ住宅会社が決まっていないなら、私は最初に5社くらいを候補にしてみることをおすすめします。

5社程度の資料を集めて、予算、住宅性能、間取りやデザイン、保証やアフターサービス、営業担当者や提案内容などを比較する。その中から「もっと詳しく話を聞いてみたい」と思った2〜3社に絞って、住宅展示場や相談、見積もりへ進めばいいと思います。

最初から1社に決めるのではなく、まず何社か見比べてみる。そうすることで、住宅会社の違いだけでなく、自分たちがどんな家を建てたいのかも見えてきます。

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kiyo
家を3回建てた施主のkiyoです。
現在は桧家住宅でZ空調のある暮らしをしています。性能の違う3軒の家で暮らしてきた経験をもとに、高気密高断熱住宅や全館空調、ハウスメーカー選びについて「実際に住んで分かったこと」を発信しています。